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SOUND ANALYSIS


音響分析方法 従来型、亜鉛ダイカスト製、TUNE-O-MATIC型ブリッジとチタン製サドルを装着したブリッジを使用してギターの第1弦〜第6弦の周波数分析を行い、その結果(ソナグラフ及び長時間FFTスベクラム)を比較検討する方法。
各図の縦軸は、周波数に対応(図中横線は 100Hz 間隔で下方0から1kHz までを示す)。横軸は時間に対応し、そのスケールは右端が 20 秒となっている。表示色は相対信号強度に比例し、レベルが低いところから順に黒、茶、赤、橙、黄、緑、青、紫、灰、白で表示されている。
 分析データより抜粋。左側がチタンサドル装着ブリッジ。
                         音響分析 : 日本音響研究所 所長 鈴木松美



【表1】
第1弦音の周波数分析結果(ソナグラフ)


従来型に比べ、開発型は、特に基本波及び第2高調波の残響時間が約20%ほど伸びている。
第3高調波については、従来型は一回音がとぎれ、また増幅するといった不安定な振動をしているが、開発型はほぼ安定した振動をしていることがわかる。




【表2】
第4弦音の周波数分析結果(ソナグラフ)



従来型に比べ、開発型は、特に基本波及び第2高調波の残響時間が約12%ほど伸びている。
従来型は基本波、第2、第3、及び第4高調波について、一回音がとぎれ、また増幅するといった不安定な振動をしているが、開発型はほぼ安定した振動をしていることがわかる。



【表3 】 第5弦音の周波数分析結果(ソナグラフ)


従来型に比べ、開発型は、特に第2、第3高調波の残響時間が約20%ほど第4高調波の残響時間が約120%ほど伸びている。



【表4】
第2弦音の周波数分析結果
(長時間 FFT スペクトラム)



従来型は第3高調波が第2高調波より、音圧レベルで約8db 大きく、包絡線に不自然な凸凹ができているのに比べ、開発型の第3高調波と第2高調波の音圧レベルの差は約1db と、その包絡線に不自然さは殆ど見られない。



【表5】
第3弦音の周波数分析結果
(長時間FFTスベクトラム)



従来型は第2高調波と第3高調波の音圧レベルの差は約22dbと急激に変化しているのに比べ、開発型の第2高調波と第3高調波の音圧レベルの差は約15dbと、その包絡線はなだらかな右下がりとなっている。





以上の結果より、すべての弦において従来型に比べ開発型の方が、残響時間が長く、振動の安定性があることがわかる。また従来型に比べ開発型の方が、周波数が高くなるにつれて音圧レベルが徐々に小さくなっていき、その包絡線は、なだらかな右下がりになっている。この結果により、発生する音の低音域が広がり、重厚感が増す。   聴覚比較より、従来型を使用した場合に比べて開発型を使用した場合は、全体的にサスティンが伸び、ふつうの共鳴体を利用していても、良い共鳴体を使用したような効果が得られる。






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